24483SCEjpst0
 ジャパンスタジオがハードを引っ張っていくという体制作りについてはSCEJの河野プレジデントが旗振りをして始まったものなのだそうです。
 その他、雑誌自体についても付録など多少言及しています。

―SCEWWS吉田修平プレジデントインタビュー
 巻頭の4ページインタビューより一部。

・PSVitaはPSファミリーでは初めてソフト開発とハード開発のチームが一緒になって作ったハード。こういうゲームを作りたいからこういう機能を、と いう要望に応えて二つのアナログスティックや背面タッチパッドを実現した。メディアやファンの意見も非常にポジティブなハードだった

・にも関わらず発売後の売り上げは思ったように伸びず、ソフトもロンチの頃より減ってモメンタムを失っていた苦しい一年だった

・理由は価格とソフト、ということは分かっていた。当たり前だが物凄く大きなポイント

・背景には少し遊べるといった部分をスマホなど他の機器でもまかなえるようになった事などがあると思う

・ちょっとカジュアルに遊ぶだけという部分はスマホで満たされてしまうので、これが欲しいと思わせる遊びを提供するというハードルの高さを再認識し、もっと頑張ろうと水面下で準備をしてきた一年でもある

・そこで、サードさんの期待作やソウルサクリファイスといったソフトが揃うタイミングでハードの価格も下げ、両方の問題を解決しようとした

・テレビCMも面白いものになり、話題になったのも良かった


・(宣伝に若手が台頭しているのではという話に)そうなんです

・突っ込んだ話になるが、WWSの責任者として全世界を見ると欧米と日本で決定的に違う部分はファーストパーティの目立ち方で、日本にもみんGOLやGT があるが比率的には欧米と全然違う、欧米ではファーストがハードを引っ張る役割を果たしているが、日本ではモンハンやメタルギアなどサードの素晴らしいタ イトルが支えてくれたという恵まれた歴史があった

・そんな中、ジャパンスタジオは王道ではなくちょっと毛色の違ったものを作ってきた。そういう役割だと感じていたし、王道は期待されていなかったとも思う

・しかし状況は変わってきていて、サードさんも様々なデバイスにコンテンツを提供したりマルチ展開する時代になり、おんぶに抱っこではいられなくなった。そこでファーストが踏ん張らなければ、と

・そういう流れになってきたのは3年ほど前、河野弘氏がSCEJのプレジデントに就任した時にファーストを真剣にてこ入れしようと旗振りし、社内にファー ストパーティパブリッシング部という部署を作った。スタジオのメンバーとマーケティング担当が相乗りしてミーティングに出席し、コンテンツを一緒に育てて いこうを合い言葉にやってきた。その最初の成果がソルサクになる

・初代PSの頃は自然とそういう造り方になっていたが、年月と共に若手を育てる事が疎かになってしまっていた

・今はTwitterやブログの普及で一億総メディア化と言っていい時代で、皆さんの目も肥えているし情報の取捨選択もしっかりやっている。そんな時代だからこそ若手が上司を説得できるぐらいになって欲しい

・ゲームの作り手も同じだが、PSVitaはソフト開発者も一緒に作ったハードという自負があり、クリエイターの熱量も高い

・GRAVITY DAZEは日本ゲーム大賞を頂いたが、これまでミリオンセールスを記録した作品が受賞していたので全く予想しておらず、呼ばれた時は非常に驚いた

・ディレクターの外山氏も「僕たちがとっちゃって良いんですか」とコメントしていたが、その時に君たちはこれで良いんだよと思った

・挑戦的な作品とはバランスだと思う。王道的な作品を考えたものがソルサクで、ど真ん中の直球のようなものもあれば新しいものも手を付ける、それが社風かも

・失敗作や途中で中止になった作品は本当にたくさんある

・企画書だけでは分からないので、とりあえず作ってみようとなる

・ソルサクは一ユーザーとしても遊んでいて楽しく、今後もパッチで対応する事でより面白く遊びやすいタイトルに育っていくと思う

・ヒット作にしたいと思ってもユーザーが乗ってくれない限り無理、稲船さんが発売イベントで言っていた「体験版の頃から遊んでいる人たちは一緒に作っている仲間だ」というのは本当にその通りだと思う


・波に乗ってきたかもしれないが、そうであって欲しいと思っている

・手応えはある。サードさんからも良い感じだという言葉をいただけるようになってきた。サードが活気づく事はプラットフォームホルダーとして最低限やるべき事で、かつ一番大事な事でもある

・(今後の二の矢三の矢は準備しているか)勿論。ファーストでは俺の屍を越えてゆけの続編がある

・PSPで復刻したのも実はマーケティングチームの提案で、担当者が必ず15万本売ってみせるのでやらせて欲しいと言って始まったもの

・まずはPSP版で俺屍を再認識させて、それが出来たら続編を、という戦略で、どうやったらユーザーを獲得できるのかを制作と宣伝が一緒に考えた結果

・当然俺屍以外にも未発表の作品がある

・これまでにない新しいタイプのゲームを試行錯誤しているのは勿論、かなり作り込まれた王道の作品もある。近いうちに公表できたらと思っているので期待して欲しい

・海外スタジオのタイトルもたくさんある。Killzone: MercenaryはPS3のエンジンを移植し、びっくりするほどの映像美を実現できている

・ロンチ当時は搭載が間に合わなかったアーカイブス対応やnasne連動、ブラウザのクオリティもあがるなどシステムが相当こなれてきた

・ようやく話せるが、PSVitaはPS4のコンセプトと通じるものがある。PS4へ向かう途中にあるハードのような

・2008年の同じ時期にどちらも開発がスタートし、ずっと並行して開発が進められていた。ゲームを途中で止められる、画面写真が撮れてアップロードでき るといった昨日はPS4向けに研究されていたもの。それがPS4ではストリーミング配信で他の人にプレイを見て貰えるというものに繋がった

・PS4とPSVitaが揃う事で、PSの新しい世界が完成、もしくはより楽しめる環境が整うと思う。PSVitaを持っている方は様々な入り口を通じてPS4の世界に入ってきているとも言える

・PSVitaがあればPS4のゲームが全てリモートプレイで遊べる

・PS3ではリモートプレイ対応ソフトが必要だったが、そういう意味ではPS3も重要な役割を担っていた。PS3でも色々出来たが、使いにくい、対応ソフトが少ない機能もあった。そういうものもPS4では最初から使いやすく提供しようと考えている

・それは実際見てみないと分からないと思うが、更に先の事を言うとこの先にあるのはクラウドゲーミングになると思う。そういった全てのフォーマットのゲー ムを全ての端末に、という時代が来た時にPSVitaがどういう端末になるかというと、最良のインターフェイスと素晴らしいディスプレイを備えた何でも出 来る端末になる

・PSVitaがクラウドゲーミングの世界への入り口になる

・E3 2013ではまだまだ発表していないニュースがたくさんあるので期待して欲しい



―その他

・付録DLCは「ソルサク」「PSO2」「サムドラ」のものだが、ソルサクの“精霊の石盾”以外のDLCは…サムドラが“Rオークチーフ”“UCハーピー”“UCケルベロス”というソルサクコラボ、PSO2が“Fシューター/リヒト(アサルトライフル)”
・nasne特集に西沢氏インタビューあり、PSVitaはnasneと最も相性の良い機器だと思うといったコメントの他、今後の展開にも期待して欲しい、といった話も
・ソルサク特集ではディレクターの下川氏を始め、comcept、マーベラスAQL、SCEJの6人による座談会が5ページにわたり掲載
・各種新作ソフト特集やソフトウェアカタログは特に新情報はないが見やすくまとまっているので、最近PSVitaを買ったという人には丁度良さそう
・編集長は第1号に引き続き(元?)箱通編集長のあの人です



まとめに戻る

nasne (ナスネ) (CECH-ZNR1J)
・PS3/PSV nasne (ナスネ) (CECH-ZNR1J)


ファミ通PS Vita Vol.2 [ムック]
・ファミ通PS Vita Vol.2 [ムック]