
2号連続巻頭特集の1、二回に分けてのクリエイターアンケートを掲載。第一回はイシイジロウ・九条一馬・鯉沼久史・近藤季洋・鈴木亮浩・高木謙一郎・外山圭一郎らの各氏。
―アンケート
Q1:PS4の第一印象、Q2:PS4の機能やスペックで気になるもの、Q3:PS4でどのようなゲームを作ってみたいか、を聞いている。その回答を簡単に紹介。
●イシイジロウ氏(レベルファイブ)
1: 尖ったイメージのPSがコストパフォーマンス重視の戦略を取ってきたのは驚き、嬉しくもあり寂しくもある
2: 開発しやすいハードというアピールに期待している。SHAREボタンがプロモーションや遊び方をどう変えるかにも興味がある
3: SHAREボタンでADVを変える事はできないか。ネタバレに繋がりがちだが、そこから広がる物語、シナリオに挑戦してみたい
●稲葉敦志氏(プラチナゲームズ)
1: 据え置き機の競争はハード性能からサービスへ移行していく印象を抱いた
2: ハードの能力にはあまり興味が無い。周辺環境については将来性を感じる、SCEがどういうレファレンスコンテンツを打ち出すか、も
3: 周辺サービスを活用するとこれまでとは違う「仮想世界」が提供しうる、そういうアプローチをしてみたい
●遠藤琢磨氏(アクワイア)
1: てんこ盛り、パワーもメモリもカメラもある。何でも出来るゲーム機だが、悪くいうと特徴を掴みづらい
2: 制限の少なさ。作りやすくなるのは助かる。制限が減って売りという部分を作るのに苦労するかも
3: 映像美では勝てる気がしないし、ネットワークをうまく活かして重厚長大にならないゲーム。アイデアやおもしろさ、アクワイアらしい新しさも。良い意味でスペックの無駄遣いと言わせたい、アクワイアなので
●九条一馬氏(グランゼーラ)
1: ほんとにPS4だ、と。プレイする人の事を強くイメージして設計されたゲーム機だと思った。強化・追加・こだわりが明確でとても好感を持った。コントローラも今までと違う使い方が出来そう
2: プレイしている人の状況をオンラインで見る・干渉する機能が一番そそる。新しいゲームやイベントが実現できると思う。オンラインの敷居の高さにも作り手が工夫して参加しやすいゲームを作れると思う
3: 最初はこれがPS4なのかと思われるような地味な画面から始まり、プレイしてみたら他のゲーム機では味わえない体験が出来る、オンラインエイプリルフールのようなものをゲーム化したい
●鯉沼久史氏(コーエーテクモゲームス)
1: 本格ネットワークゲーム機
2: 体験の共有をピックアップしているところ。またセカンドスクリーンも
3: 友人や家族が距離的に近くにいなくてもゲームについてコミュニケーションがしっかり図れるようになると思う。なので、同時で無くてもユーザー参加型マルチプレイが面白くなるようなゲームを作ってみたい。既存シリーズがどう変わるか、も考えてみたい
●五反田義治氏(トライエース)
1: 第一印象は正常進化。ハードは独自性が特に無いが、UIの刷新やユーザーサービスなどやれる事をぜんぶやるという印象
2: ソフトウェアサービス。サービスは発売後もアグレッシブにアップデートされると信じている。使いやすくクオリティの高いOS/UI/UXに期待
3: 新しいUIは数が多いので、あるから無理して使うというのではなく必要なものを選択して使う事になりそう。それよりは新しいソフトウェアサービスが新しいゲーム体験に繋がる事に期待している。それを活かしたゲームを作ってみたい
●小林裕幸氏(カプコン)
1: 会場でついに発表されたと思いつつどんなゲームが出てくるかとわくわくした
2: 性能は当然期待。ソーシャルとの融合やモバイル端末との連携が気になる。タイトルにも幅が出てくるのでは
3: ソーシャル連携でのお互いに見せ合える要素をどう機能させるか、ユーザーがどう遊ぶか、それによってゲーム体験が大きく変わる。新しいゲーム体験が出来る作品が考えられたらと思う
●是角有二氏(KONAMI)
1: 思った以上にシンプルなアーキテクチャで、ハードを進化させつつハードを越える横方向への広がりに気を使ったという印象
2: PS AppとShareボタン。処理能力が増えて出来る事も増え、プレイヤーごとの体験の幅も広がる。その体験を手軽に共有できる機能は画期的だと思う
3: スペックだけ見てもリアルタイム計算で処理できる事が増え、見栄えにも活きてくると思う。それだけでなく新しいゲーム性を生み出せればとも考えている。様々な環境から繋がるサービスにも力を入れていきたい
●近藤季洋氏(ファルコム)
1: ユーザーとゲームの距離を縮め、新たなコミュニティを提供するハードなのかという印象
2: 開発しやすい構成。PCに近い感覚で制作出来るのは心強い。PSVitaのノウハウも活かせ、プログラマーの負担が減った分をゲームを面白くする工夫に回したい
3: 搭載される機能を活かしたいし、それだけではない何かを考えたい。PS4でゲームをどう進化させるべきかよく考えたい
●鈴木亮浩氏(コーエーテクモ)
1: コントローラに驚かされた。多数の機能を実装し見事にデザインされている。コントローラのように、必要なものは全て網羅しけんとうしたという気概が見て取れる
2: Shareボタンを始めとしたソーシャル連動要素。ソーシャル系の成長が著しいが、将来的にはコンシューマと市場もゲーム内容も融合に向かうと考えているが、それを実現できそう
3: PS3では様々な制限を加えて開発しているが、その制限を外した無双がどうなるかに非常に興味がある。リモートプレイでのセカンドスクリーンの活かし方にも興味がある
●高木謙一郎氏(マーベラスAQL)
1: スペックは高くなったが、PS2のDVD再生が出来るというようなわかりやすい売りが無い…かと思ったが、使いやすさやサクサク、ソーシャルとの融合、 ユーザー最適化などのキーワードを見て据え置き機の面倒な気分を空気化する、気軽にゲームを始めて終わらせられるすばらしいハードになるのではと思い始め ている
2: PSVitaでのリモートプレイ。外出先でもPS4タイトルが遊べようになるのは楽しみ
3: 単純に綺麗で派手な絵を出すだけで無く、衣服の乱れと制限される行動、キャラクターの絡みとそれにより肉体が反発し合うさまを色々な要素で多彩に変化する美少女アクションを作れる機会があれば良いと思う。大破壊アクションゲームも遊んでみたい
●外山圭一郎氏(SCEJ)
1: PSVitaの時も感じたが、質実剛健という言葉が似合うハード。贅肉をそぎ落とし、必要なものが凝縮されている印象
2: FPSやRTSはマウスじゃないと、というユーザーも多いと思うが、デュアルショック4が既存のスタンダードなゲームの操作性を大いに向上させうるのではないかと期待している。ゲーム映像の進化は当然として、ネットとの親和性が高まる部分に興味がある
3: 王道の、広大な架空世界での冒険譚を作ってみたい。ユーザー同士のコミュニケーションも、体験や光景というフィーリングも共有できるような。または数時間 で終わる主観による超現実的悪夢体験といったものも。販売形態と表現力が合わさり、多様性が許容できるところが魅力的
Part2では寺澤氏、名越氏、はしもと氏、早矢仕氏、日野氏、ピロ氏、御影氏、森氏などが答えているらしい。
Q1:PS4の第一印象、Q2:PS4の機能やスペックで気になるもの、Q3:PS4でどのようなゲームを作ってみたいか、を聞いている。その回答を簡単に紹介。
●イシイジロウ氏(レベルファイブ)
1: 尖ったイメージのPSがコストパフォーマンス重視の戦略を取ってきたのは驚き、嬉しくもあり寂しくもある
2: 開発しやすいハードというアピールに期待している。SHAREボタンがプロモーションや遊び方をどう変えるかにも興味がある
3: SHAREボタンでADVを変える事はできないか。ネタバレに繋がりがちだが、そこから広がる物語、シナリオに挑戦してみたい
●稲葉敦志氏(プラチナゲームズ)
1: 据え置き機の競争はハード性能からサービスへ移行していく印象を抱いた
2: ハードの能力にはあまり興味が無い。周辺環境については将来性を感じる、SCEがどういうレファレンスコンテンツを打ち出すか、も
3: 周辺サービスを活用するとこれまでとは違う「仮想世界」が提供しうる、そういうアプローチをしてみたい
●遠藤琢磨氏(アクワイア)
1: てんこ盛り、パワーもメモリもカメラもある。何でも出来るゲーム機だが、悪くいうと特徴を掴みづらい
2: 制限の少なさ。作りやすくなるのは助かる。制限が減って売りという部分を作るのに苦労するかも
3: 映像美では勝てる気がしないし、ネットワークをうまく活かして重厚長大にならないゲーム。アイデアやおもしろさ、アクワイアらしい新しさも。良い意味でスペックの無駄遣いと言わせたい、アクワイアなので
●九条一馬氏(グランゼーラ)
1: ほんとにPS4だ、と。プレイする人の事を強くイメージして設計されたゲーム機だと思った。強化・追加・こだわりが明確でとても好感を持った。コントローラも今までと違う使い方が出来そう
2: プレイしている人の状況をオンラインで見る・干渉する機能が一番そそる。新しいゲームやイベントが実現できると思う。オンラインの敷居の高さにも作り手が工夫して参加しやすいゲームを作れると思う
3: 最初はこれがPS4なのかと思われるような地味な画面から始まり、プレイしてみたら他のゲーム機では味わえない体験が出来る、オンラインエイプリルフールのようなものをゲーム化したい
●鯉沼久史氏(コーエーテクモゲームス)
1: 本格ネットワークゲーム機
2: 体験の共有をピックアップしているところ。またセカンドスクリーンも
3: 友人や家族が距離的に近くにいなくてもゲームについてコミュニケーションがしっかり図れるようになると思う。なので、同時で無くてもユーザー参加型マルチプレイが面白くなるようなゲームを作ってみたい。既存シリーズがどう変わるか、も考えてみたい
●五反田義治氏(トライエース)
1: 第一印象は正常進化。ハードは独自性が特に無いが、UIの刷新やユーザーサービスなどやれる事をぜんぶやるという印象
2: ソフトウェアサービス。サービスは発売後もアグレッシブにアップデートされると信じている。使いやすくクオリティの高いOS/UI/UXに期待
3: 新しいUIは数が多いので、あるから無理して使うというのではなく必要なものを選択して使う事になりそう。それよりは新しいソフトウェアサービスが新しいゲーム体験に繋がる事に期待している。それを活かしたゲームを作ってみたい
●小林裕幸氏(カプコン)
1: 会場でついに発表されたと思いつつどんなゲームが出てくるかとわくわくした
2: 性能は当然期待。ソーシャルとの融合やモバイル端末との連携が気になる。タイトルにも幅が出てくるのでは
3: ソーシャル連携でのお互いに見せ合える要素をどう機能させるか、ユーザーがどう遊ぶか、それによってゲーム体験が大きく変わる。新しいゲーム体験が出来る作品が考えられたらと思う
●是角有二氏(KONAMI)
1: 思った以上にシンプルなアーキテクチャで、ハードを進化させつつハードを越える横方向への広がりに気を使ったという印象
2: PS AppとShareボタン。処理能力が増えて出来る事も増え、プレイヤーごとの体験の幅も広がる。その体験を手軽に共有できる機能は画期的だと思う
3: スペックだけ見てもリアルタイム計算で処理できる事が増え、見栄えにも活きてくると思う。それだけでなく新しいゲーム性を生み出せればとも考えている。様々な環境から繋がるサービスにも力を入れていきたい
●近藤季洋氏(ファルコム)
1: ユーザーとゲームの距離を縮め、新たなコミュニティを提供するハードなのかという印象
2: 開発しやすい構成。PCに近い感覚で制作出来るのは心強い。PSVitaのノウハウも活かせ、プログラマーの負担が減った分をゲームを面白くする工夫に回したい
3: 搭載される機能を活かしたいし、それだけではない何かを考えたい。PS4でゲームをどう進化させるべきかよく考えたい
●鈴木亮浩氏(コーエーテクモ)
1: コントローラに驚かされた。多数の機能を実装し見事にデザインされている。コントローラのように、必要なものは全て網羅しけんとうしたという気概が見て取れる
2: Shareボタンを始めとしたソーシャル連動要素。ソーシャル系の成長が著しいが、将来的にはコンシューマと市場もゲーム内容も融合に向かうと考えているが、それを実現できそう
3: PS3では様々な制限を加えて開発しているが、その制限を外した無双がどうなるかに非常に興味がある。リモートプレイでのセカンドスクリーンの活かし方にも興味がある
●高木謙一郎氏(マーベラスAQL)
1: スペックは高くなったが、PS2のDVD再生が出来るというようなわかりやすい売りが無い…かと思ったが、使いやすさやサクサク、ソーシャルとの融合、 ユーザー最適化などのキーワードを見て据え置き機の面倒な気分を空気化する、気軽にゲームを始めて終わらせられるすばらしいハードになるのではと思い始め ている
2: PSVitaでのリモートプレイ。外出先でもPS4タイトルが遊べようになるのは楽しみ
3: 単純に綺麗で派手な絵を出すだけで無く、衣服の乱れと制限される行動、キャラクターの絡みとそれにより肉体が反発し合うさまを色々な要素で多彩に変化する美少女アクションを作れる機会があれば良いと思う。大破壊アクションゲームも遊んでみたい
●外山圭一郎氏(SCEJ)
1: PSVitaの時も感じたが、質実剛健という言葉が似合うハード。贅肉をそぎ落とし、必要なものが凝縮されている印象
2: FPSやRTSはマウスじゃないと、というユーザーも多いと思うが、デュアルショック4が既存のスタンダードなゲームの操作性を大いに向上させうるのではないかと期待している。ゲーム映像の進化は当然として、ネットとの親和性が高まる部分に興味がある
3: 王道の、広大な架空世界での冒険譚を作ってみたい。ユーザー同士のコミュニケーションも、体験や光景というフィーリングも共有できるような。または数時間 で終わる主観による超現実的悪夢体験といったものも。販売形態と表現力が合わさり、多様性が許容できるところが魅力的
Part2では寺澤氏、名越氏、はしもと氏、早矢仕氏、日野氏、ピロ氏、御影氏、森氏などが答えているらしい。
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