―情報まとめ
 が4ページ、基本的にはこれまで公開された物と一緒か。

●新キャラ「クオン」(置鮎龍太郎)
 朱雀の魔法研究者。魔導院でも屈指の魔法知識を持ち、新たな魔法や究極魔法の研究に余念がない。魔法以外に対する興味は希薄。
 頭脳は申し分ないが、上からの物言いをするので候補生からの評判はあまり良くない。

●ワールドマップ
 冒険が可能なのは朱雀の支配領域に限られ、序盤は狭めに。領土争奪戦に勝利していくと行動範囲が広がっていく。

・魔導院内にはキャラクターが反応するオブジェクトが幾つかあり。お勧めはトンベリらしい
・野生のチョコボがフィールドを歩き回っている。チョコボは乗ったり育成すると減っていくので補充が必要(共にインプレッションより)


―インタビュー
 バトルディレクターの湯地健一郎氏と、リードプレイヤーアクションデザイナーの大江泰輔氏へのインタビューより。

大・バトルで重視したのは、ファンタジー世界の戦争を表現する事。敵も味方も相手の命を奪おうとしているという雰囲気を出す必要があると田畑ディレクターが重視し、チーム全体の目標としていた

湯・敵は一般的なRPGと違い攻撃力が高めに。キルサイトと合わせ、一発の攻撃が死に繋がる緊張感を出している

湯・エースは主人公格だが武器は特殊な物。セオリー通りに作るとクセがある性能になるので、あえてクセを殺すように調整した。初心者でも扱えるように遠近攻撃が可能で、回避性能も他のキャラより便利になっている

大・クイーンはどこかで二面性を入れたいと思っていた。委員長タイプだが、豹変すると殺戮マシーンになるような…と妄想を膨らませて作った
大・剣を持つキャラは他にもいるので、性能が被らないように気を付けた。基本は突きで、アクセントに魔法と薙ぎを入れている。戦闘中でもスカートの中が見えないように押さえる様子がちょっと滑稽でかわいい

湯・ナインはクイーンと同じく扱いやすい部類だが、パワー重視。クリティカルが発生しやすい特徴がある。当初は特徴がいまいち無かったが、クリティカルを出やすくしてからは爽快感が上がった。打たれ強いが見た目通り魔法の性能は低い

大・サイスはダークヒロイン的。敵を切り刻み無念や怨みを力にする

大・キングは恐らく二番目に苦労したキャラ
湯・小口径の軽く撃てる銃を持っているイメージだったが、それだと個性が弱いので大口径の二丁拳銃に。遠距離まで届くが近い方が威力は上がる

湯・ エイトはお気に入りのキャラ。格闘ゲームが好きなのでその拘りを入れた。通常攻撃ボタン押しっぱなしでも戦えるが、アナログ入力を活かすと技のバリエー ションが増える。キャンセル技や無限コンボ、タイミング良く入力することで出せる技もある。誰が使っても活躍すると思うキャラ

大・ジャッ クは体験版に入っていないので、実際プレイするとびっくりすると思う。開発スタッフからも移動が遅すぎてストレスになると反発が出たが、これが個性だと押 し通した。イメージは薩摩の示現流で、一撃を渾身の力で振り抜く物。じりじり近付き、間合いに捉えたら斬っているというイメージ

大・セブンは、自分では動かずに敵を手先だけで弄ぶキャラにしたかった。が、それで作ると攻撃範囲が広くて使いやすいが単調というジレンマに
湯・攻撃中は動かないので、敵の的にもなりやすい弱点がある。回避は使いやすいので敵との間合いを調節しながら攻撃するのが鍵。鞭攻撃と剣攻撃を使い分けると楽しくなる

湯・デュースは当初支援に特化したキャラだったが色々調整した。通常、味方はプレイヤーと別のターゲットを攻撃するAIになっているが、デュースの演奏時はデュースのロックオンしたキャラを攻撃する。魔導院の支援キャラを難しいミッションで使って敵を倒すという戦法も

大・シンクは性能でジャックとかぶりそうだったのが、方向性が決まった後はすんなり行った
湯・シンクは攻撃速度が低いのでキルサイトが狙いにくいが、元の破壊力が桁違いなのでコンボで倒すのが気持ちいいキャラ

大・トレイは弓使いというある意味パッとしない所をどう引き立たせるかが課題だった。戦闘スタイルは早期に決まったが、地味な印象を拭うのに苦労した
湯・遠距離専門で、チャージで威力・射程が飛躍的に上がる。遠くの敵を素早く倒すのはキングやエースよりも得意

大・ケイトは最後の最後まで調整が必要だった最も苦労したキャラ。キングとの差別化に困ったが、魔法銃という設定で色々な特殊弾が撃てるようにした。移動射撃はキングの特徴としたかったので止まって撃つが、代わりに機動力は高めのスタイルに

湯・ マキナとレムは主人公格なのでスタンダードな性能にしようと決めていた。レムは魔法特化キャラというのを意識している。当初はやや強い程度だったが、極端 な修正にした。魔力が高くMPは他キャラの倍近く、最初から魔法が二つ装備可能と、0組の中で魔法攻撃の概念が違うというイメージ
大・アビリティのMP回復で、戦い方によっては無尽蔵に魔法を撃てる。零式内の魔法威力からすると性能が突出しすぎとも言われたが、一人ぐらいはこれぐらいの個性があっても良いと

湯・ マキナは魔力が低い訳ではないが武器攻撃が魅力。二本のレイピアで10コンボ以上入るのが大きな特徴。体験版で攻撃が当てにくいという意見があり、細かい 調整を入れている。見た目は大差ないが、コンボが繋がりやすくなっている。コンボ後半からは相手の攻撃で中断されないので強引に突破する事も可能

湯・これまでのゲーム制作でもここまでバトルにこだわって作り込んだ作品は初めて。寄り道なども多いので、自由なプレイスタイルで楽しんで欲しい
大・これまでのシリーズとはがらりと雰囲気が変わっている。スタッフの心意気をファンのみなさんにも受け止めて貰えると思う


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ファイナルファンタジー零式
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