SCEJプレジデントの河野弘氏へのインタビューより。

―F1191、第一回

・ 最近はPSVitaの立ち上げもあり、早い段階からソフトメーカー巡りをしてクリエイターの皆さんに意見をもらった。スペック、操作性、フィット感が高く 融合しているかを重要視していて、悪い箇所についてはストレートに意見を貰えた。それを聞いて、こういう所を大事にしているとか完成度を決めるポイントは どこかがわかり勉強になった

・純粋に良いゲームを作りたいと思っている人と話すのは楽しく、かつ有り難かった

・元々考え ていたPSVのデザインはお披露目された物とは異なっていた。クリエイターにもらった意見を受け止め、かなり議論した後にデザインチームが中心となってデ ザインを変更した。この変更はクリエイターにも評価や驚きを持って受け止めてもらえ、本当に変えてしまったのかと言われたりもした。元々のコンセプトは変 えず、意見を取り入れて結晶化したのが今のPSVで、カンファレンスで口にしたクリエイターに対する挑戦状のようなハードというのは本気の言葉だった

・クリエイターの情熱に応えるのでクリエイターの方々も応えて欲しいという気持ちがある。全ての意見を取り入れられたとは言えないが、かなり形になったと思う

・ 発売日は当初12/3にという気持ちで目指していたが、お客様に満足してもらえる数を用意出来るのが12/17だった。ゲームファンにも流通にとっても、 12月に発売が実現する意味は大きい。ビジネスだけでなく盛り上がりでも。そこでどうにかして12月中に発売したかった

・社内ではカン ファレンスで発売日を発表する事に対して慎重な意見もあった。数を確実に揃えないといけないので慎重にと。しかしPSVは従来のハード以上に流通さんへの 説明が必要で、ネットワークやゲーム以外のアプリもある。その時間を確保する為にもカンファレンスで発売日を発表した

・台数については大丈夫だと思う。最低限これだけは、という目処が立った上での発表なので



・PSVが3Gに対応する上で重要視したのは、手続きの徹底した簡素化とユーザーに受け入れられる料金プランを打ち出す事だった

・今は簡単に繋げるようになっているが、導入までは幾つもハードルがあった。最初にドコモさんに箱から出してすぐに繋げるようにしたいと言ったら冗談だろうと真顔で言われた事もある

・SIMカードが刺さっているので、普通はドコモショップなどで手続きをしていく必要がある。ドコモさんからは、すぐに使えるのでは誰が使っているのか分からないと。前例がないし、色々な制限がかかるのが普通で、何を言っているのかと思われても仕方ない

・何度も話す内にドコモさんも気持ちに応えたいと色々考えてくれた。結果、PSVは電話ではない、という解釈をしてくれた

・PSVはあくまでゲーム機で、スマートフォンではない。面白いと思ったら継続して使う、そうでなければ継続しないという選択肢がある物を提供したかった。気付かないうちに契約が更新されてお金が引き落とされたという事は避けたかった

・実際に箱を開けてすぐに繋がっているという事を感じて貰えると思う

・ドコモを選んだのはまず回線の安定で、これは絶対的な要素。更に技術と、本気でやってくれるかどうかも大事だった

・ 今回は3Gを使うゲーム機という事で、ハードを作るSCEとソフトを作るクリエイター、サービスのドコモがガッチリと組んでいく。その中で、ドコモさんは クリエイターがネットワークで何をやりたいのかぜひ意見を聞きたいと言ってくれた。こういう流れは素晴らしい事で、ハードやネット関連の技術者からこんな 事が出来るという提案をある事でクリエイターが気付く事もある

・広がりや新たな動きを大事にしていきたい

・ゲームはエンターテインメントで生活必需品ではないが、ライフスタイル必需品ではあると思う。スマートフォンは今や生活必需品でビジネス必需品でもあるが、PSVはユーザーの皆様のライフスタイルを潤わせる為に必要な物だと言って貰えるようにしたい

―F1192、第二回

・PSVは色々な機能があり、万能機などと言われる事もある。そういう面はあると思うが、軸はやはりゲーム。ゲームが中心にあって周囲のアプリが連動すると面白くなるという位置付け

・社内の人間に向けて良く「Game with~」という言葉を使うが、ゲームが中心にあってその価値を高める物が存在するという考え方

・周囲のアプリはゲームの楽しさを高める為のエンハンサー、サポーターのような物

・最初にPSVの存在が響いて欲しいのはゲームファン層。その層はゲーム以外はおまけと考えていると思うが、まずはそんな人たちにPSVで遊ぶゲームは面白いと驚いて貰える展開をしたい

・発売日に26タイトルがあり、その向こうに70タイトル以上が見えている、ラインアップにバラエティ感がありやり応えがありそうな作品が揃っているが、更にまだ発表されていない物も沢山ある

・自分たちがやりたい事は単純で、PSファンがこんなゲームがやりたいと思った物をひたすら揃えたい。純粋にお客さんが喜んでくれるゲームをPSVに集めたいと思っている

・ロンチは色々な選択肢から選べるようにしないと盛り上がらない。ニーズは一つではないし、携帯機はパーソナルな物。その欲求に応える為にバラエティ感は必要だと思っている

・初代プレイステーションを思い出すとは色々な人に言われるが、原点回帰を目指しているわけではない。またそういう時代になってきたのではないか

・PSVが誰に一番受けているかというとクリエイターだと思う。アイデアの引き出しが一気に増えるので。悩みもあるとは思うが、楽しいと思う。アイデアがあってもハードが追いつかなくて出来ない事が多かったので。PSVは逆に、クリエイターに色々なヒントを与えるマシン



・PS3とPSPのソフトも揃ってきて編成が大変。これだけ良作が出てくると盛り上がる。PS3はPSVとの連動もあるので、刺激しあって活性化してくれる事を期待している

・これからは、PSV発売までの三ヶ月が勝負だと思っている。少しでも多くの人に触ってもらう為にキャラバンも実施する

・ PSVのコミュニティサイトを展開していて、今回のキャラバンもそこでの意見に応えての物となる。寄せられた意見には全て目を通してコミュニケーションを 図るようにしている。答えが良ければ褒めてもらえ、物足りなければ駄目出しをされている。駄目と言われた物には更にアプローチをしていく、このサイクルを これからも続けていこうと思っているのでぜひ覗いて欲しい

・批判的な意見をもらう事もあると思うが、プレイステーションが最初から憎いと 言っている人はいないと思う。批判的な意見もこうしなきゃ駄目だという気持ちの発露なので。要望をもらっても出来ない事もあるかもしれないが、要望はきち んと見て考えている。なので、これからも声を寄せて欲しい

・今ゲームを遊んでくれている人が一番大事なので、意見は受け止めていきたい。 新しいユーザーは獲得できても、これまで支えてくれた人たちがどんどん休眠してしまうようでは本末転倒なので。どうやって飽きさせずに楽しんで貰えるか、 そのヒントを教えて貰うチャンネルでもある

・これから三ヶ月はSCEは本当に大変だと思うが、ゲーム業界に大きな転機を与えるプラットホームのロンチなのでみんなで頑張ろうと話している

・業界活性化の為にも頑張るので応援をお願いしたい


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