―野村哲也氏インタビュー
 より一部を。

・表紙イラストを描き下ろしたのは2007のCCFF7以来で、久しぶりの外向きの絵だったので苦労した

・「ファブラ ノヴァ クリスタルス」シリーズという指定があったので当初は各一人の計三人にするつもりだったが、最終的には六人になった。FF零式は12人の生徒が並列の存在なので、今回はデザインを公開していないマキナとレムを選んだ

・FF13-2は新主人公のノエルだが、一人だと寂しいのでライトニングを入れ、更にその組み合わせだとしっくり来ないのでセラを含めて描く事に。ノクトは新情報も無いのにと思ったが、折角の記念なので描いた

・記念の表紙なのにあまり華やかな雰囲気ではないのが心配なところ。最初は誰も笑っていなかったが、バランスを考えてレムやセラはやや笑顔に調整した


・FF8の頃のイラストは今見ると普通の構図だったが、FFXの辺りから印象的な構図を重視するようになったと思う(過去の表紙イラストも掲載されている)
 その後も歴代描き下ろしイラストについて語っている


・FF零式のテーマソングはBump of chickenさんにお願いした。最初にあったのは2005年のFF7ACプレミアム試写会での事で、ファンであると熱い想いを語ってくれた。その後も会う中でいつか一緒に作りましょうと約束していて、今回遂に約束を果たした

・曲はシナリオや世界観を押さえた上で、田畑ディレクターからの要望も取り入れつつ作って貰えた。打ち合わせも何度かして積極的に参加してくれた

・テーマ曲「ゼロ」はプレイ前とエンディング後では聴く感覚が異なると思う。物語中にも関わってくる曲

・FF零式は戦闘という現代日本の非現実を通じて生命の意味を訴えるのが一つのテーマ

・FF零式の世界では死の概念が異なるという設定になっている。詳しくは改めて田畑氏に話して貰いたいが、最新の映像でもその設定を臭わせる台詞がある

・声優が豪華なのはキャラの個性を強くする為。キャラが多く、一人一人の背景やエピソードを掘り下げる作品ではない事から地味な印象になる可能性もあり、短い出番でも印象に残るように豪華な声優を出している
・残りのキャラもインパクト抜群の声優達なのでお楽しみに

・「シアトリズムFF」での立場はクリエイティブプロデューサーだが、自覚がないまま気が付いたらその立場になっていた。メインで手がけているのは間一郎氏
・モンスターのチョイスにはマニアックな物も。この前はFF8のエスタ兵がいた
・ちょっとした気分転換の清涼剤になると良い。FF25周年記念タイトルの第一弾となるので、来年の早い時期にお届けできるよう頑張る


・KH3Dは驚く程良い感じに出来上がってきている。据え置き機で出したいぐらいのクオリティ。スケジュールがかなりシビアなので急ピッチの作業が続いている

・映像の中の動きは問題なく実現している。壁走りのようなアクションはソラもできる。シリーズで一番派手に動く作品になるので、動いた時のインパクトは強烈だと思う

・新システムも勿論ある。集めた●●から●●●●●を●●させてソ●の●●に出来る。しかも●●●●●の●に●ったり●●を●出来たりもする

・発売予定はまだ情報解禁ではないが、年を越した後のなるべく早い時期に出したい

・10周年はKH3Dの完成が優先なので、一応考えてはいるが…KHシリーズは現時点だと新規ユーザーが入りにくい状態になっているかと感じているので、10周年を機に新規層も取り込める方法を考えている。KHシリーズのHD技術検証はその一環

・FFV13はある準備は進めているが暫くは何もお話しできない状況。FF零式や13-2が控えているので、そちらに注目して欲しい。TGSへの出展も飛ばさせていただく事になる。情報解禁のタイミングは決まっているのでしばらく待って欲しい

・TGSには発表済みの物は全て出展し、13-2、零式、KH3D、シアトリズムと試遊台も予定している。最新映像をオープンシアターで流し、web公開も早めに予定している

・電撃PS500号は感慨深く、記念の表紙を手がけられて光栄だが非常に大変だったので次は1000号とかで。是非そこまで頑張ってゲーム業界を盛り上げて欲しい。その頃にはほぼ確実に定年を迎えているが

―FF開発スタッフコメント
 FFシリーズのキャラと名台詞紹介の下でFFシリーズ開発者に質問をしている。1思い出深いエピソード、2気に入っているシリーズ、3思い出深いシーン、4気に入っているキャラとその理由、5FFの秘密、6FFの定義はどんな物か、という内容。
 5,6辺りを中心に一部の回答より。飛ばしている番号は答えていない訳ではなく全部返事はあります。

・北瀬佳範氏
 5: 6終了後SFCで制作していたが、ヘルプで中断した為ご存じの通りに
 6: 色彩豊かな世界観と魅力的なキャラクターが織りなすドラマティックな物語

・時田貴司氏
 5: FF2のデバッグ時、開発部隊はアメリカのナーシャ氏の宅で作業をしていたのだが、ラストバトルで皇帝が?トードでカエルになってしまったバグを発見するも信じて貰えなかった。当時は音響カプラでデータ通信をしていた
 6:チャレンジ

・田畑端氏
 5: FF零式のレーティングはDになると思っていたが、後日偉い人からCを死守しろと言われてCを死守した事

・直良有祐氏
 1: FF零式開発初期にイラストにFFXIIIと間違えてFFVIIIと書いてしまって、野村氏にまだVIIIを作っている気なのかと茶化された事
 5: 6開発時に容量ギリギリの所をやりくりして少し確保していたが、坂口氏が見付けてちょっとしたイベントに使われてしまった。たき火のシーンだったがあっという間に燃え尽きた感じ
 6: やりすぎで丁度良い

・田中弘道氏
 1: 最初はメインプログラマーがアメリカ人だったので英語が上達した。二時間も国際電話で話すと頭がフットーしそう
 5: 語感の良い同じアルファベットの繰り返し、ということでFFという略称がFinal Fantasyという名前より先にあった

・鳥山求氏
 6: 変わる面はゲームと技術で先端を行く事、普遍的にはキャラクターを中心に見せる人間ドラマ

・吉田直樹氏
 6: 定義がないのが定義かと思う。開発それぞれの思いを詰め込むのがFFらしさだと思うので、いい意味で保守的にならず突っ走っていくのがFFだと思う

―これからの作品紹介

・FF零式:試作型番ナツビのプレイガイド的内容4ページ

・FF13-2:鳥山氏曰く、街やフィールドの探索でゲーム内に様々な変化が起こるとの事

 他、FFV13とFF14も少し紹介あり(新情報は無い)。吉田直樹氏のコメントも少しある。


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