・夏発売が取れて2011年予定に。インタビュー中でも言及されているが「紅葉の季節に」



―インタビュー
 クリエイティブプロデューサーの野村哲也氏とディレクターの田畑端氏へのインタビューより。

野・DDFFのイベントでは当初ギルガメッシュのコスチュームのみを発表する事になっていたが、それだけだと唐突でどういうゲームか分からないのでイベントのサプライズとして紹介する事に

野・ギルガメッシュは当初頭が隠れていない渋い印象。設定的にはFFVのギルガメッシュと繋がりはないが、面影がある方がギルガメッシュらしくなるという事で修正して貰った

田・ギルガメッシュは大きいが、玄武の人々は基本的に大柄で蒼龍の人は逆に小柄

田・アートディレクターの直良氏には、「リアルでありながら“直感的FF世界”でもあるように」という難題をお願いした

田・他には、四大国は国家背景が異なるのでデザイン的にも個性を活かして貰った。白虎は帝政ロシアを彷彿とさせる近代的な軍事国家、蒼龍は近代以前の中国、ユーラシア大陸東方風など。各国の考え方にも特徴がある
野・“オリエンス”という名前にもあるように、全般に東洋風のテイストを取り入れている

野・ペリシティリウムは中庭という意味のラテン語だが、FF8の「ガーデン」からのオマージュ。兵士を養成する学園という共通点から

野・14人の内三人が飛び道具を持っているのは、絵を描いた時に自分で選んだ事が影響している
田・ある程度入れようと思った武器は決めて、お任せで発注したら謎のカードを持ったキャラがセンターに来ていた
野・武器切り替えではなく、持っている武器で個性を出すのはBCFF7の延長から決まっていたが、他の個性の武器も出したいという所から無茶な武器が出来た

田・スタッフが頑張って乗り越えた結果、優雅で楽しげに笛を吹きながら戦場を歩くという見た事のない光景も出来上がった



田・発売時期は、諸事情によって半袖の季節には厳しくなった
野・紅葉の季節までお待ち頂く事になりそう

田・PSNサービス停止によるマルチプレイへの影響はあった。今はアドホックでのマルチプレイが楽しめるように調整中。当初予定より少しだけ時間を貰えれば

田・マルチプレイは、コンフィグで乱入設定をオンにしておけば勝手に他のプレイヤーが入って来る
 ・乱入する側はメニューでマルチプレイを選んで、接続可能なホスト一覧から乱入先を選択する
 ・ホストに貢献するプレイをしているとマルチプレイの時間が延長される

田・乱入側はセーブポイントに到達すると強制送還されるので、ずっと協力プレイを続ける事は出来ない

田・本編はそれなりの難易度だが、誰でもエンディングに到達できるように作っている
 ・クリア後の関係ないミッションは相当協力に作っている
野・マルチプレイで協力が得られない人向けの救済措置もあるので安心して欲しい

田・プレイ時間はクリアまでは30-40時間ぐらい、やり込みを含めると100時間以上を見込んでいる


 続いて試作型番「ハヅキ」のプレイの模様を見せつつの解説。

●カスタマイズ要素

・基本バトルの流れでは、ひっきりなしに飛び交う無線交信が生々しいとか

田・楽曲は戦いの高揚感をテーマにしている

・石元丈晴氏の楽曲が格好いい
・ビッグブリッヂなどFF由来の地名も見られる

・戦闘では機械系の敵を次々に倒す

田・アビリティや回避はボタンを長押ししていると連続で発動できる

・同じコマンドなら連打の必要は無い
・アビリティやステータスの成長が必要になる事も

・L+方向キーの右でキャラ切り替え

・△はキャラ固有の基本攻撃
・○と□には攻撃もしくは魔法アビリティを割り振り可能
・×にはプロテス、ケアルなどのディフェンスマジックが装備できる(防御も×)

・バトルで倒した敵からは「ファントマ」を吸い取ってMP回復が出来る
・ファントマは魔法のカスタマイズにも使用

田・魔法の詠唱時間、射程、MP効率などのステータスはファントマで性能を上げていく事が出来る

・詳細は次回の情報公開で

●天候などの状況での変化

田・銃は晴天だと凄く強い

・天候によって武器の威力や射程が変化
・召喚獣も同様で、雪ならシヴァが強いなど

田・バトルの条件が変われば戦い方も変わる

・シヴァは滑るように移動し華麗にスピンを決めまくるとか。腰や胸がクネクネしてセクシー?
・召喚獣は同じ種族?でも複数のタイプがいるらしい

・壁を移動する敵、天井に張り付く敵などタイプ毎に挙動や攻撃方法が違う

野・敵側のシチュエーションを作り込まないと、アクションゲームとしての面白さが出ない

・マップと敵の作りについてはCCFF7当時からの野村氏のオーダー

田・当時はアクションのレベルデザインとバトルを作るスキルが足りなかったが、今回は出来た

・敵の種類が減っても一体一体を作り込む事で攻略のしがいがあるように、という作りに

●まさかのあれが乱入?

・突然モーグリが「WADYさんが来てくれたクポ」と言い出す

野・内蔵キャラが乱入してくる疑似マルチプレイを実装している

・マルチプレイが出来ない時に「増援を魔導院に要請」すると、内蔵キャラや指揮官であるクラサメが手助けしてくれる

・現在のテストバージョンでは社内関係者の名前がついた乱入キャラになっている

●キャラクター

・キャラが個性的
・バトル中にスカートの裾を叩くなど仕草も拘っている

田・主役が14人もいるので一人一人の出番が多くない事から個性付けがやや極端になっている
野・個々を掘り下げるのではなく、主人公達の群像劇になっている、個性を出す為に声の演出に拘っている

・名前が付いていない端役まで有名声優が担当しているとか

・主人公は一時40名まで増えた事も

野・途中で30人まで減らし、結局最初に戻って今の人数に
田・当初はゲームを進めるとバンバン死んで戻らない仕様にするつもりだった

・魔導院では頭の上に!マークが付いたキャラに話しかけるとイベントが発生
・イベントで時間が経過し、一定の時間になるとミッションに出撃する

・教室ではクラサメの授業が受けられる

田・受講でステータスが上がったり、まれに魔法を覚えたりアイテムを貰える事もある
田・UMD二枚組相応の内容が詰まっている

●当初からの目標について

田・どこでも手軽に短時間のマルチプレイが楽しめるようにする事
 ・ノンフィクション的な、歴史の中のリアルなドラマを描く事
 ・歴史の中で自分の運命を切り拓く、「歴史と運命は違う」という事が伝われば

・システム面でも隙がないキャラ、システム、バトルが詰め込まれていると締め


 Q&Aより。

田・アクションが上手なら、挙動をキャンセルする技で繋ぐなど格闘ゲームのような事が出来る

田・ローディング中のユーザーデータ集計では、スクエニメンバーズと連動してそのクエストでやられてしまった人数や人気の操作キャラを表示している

田・お馴染みのモンスターは当然いる。モルボルは毒を纏っているので直接攻撃メインだと辛い

田・セーブは各所にある端末から行う。装備や出撃キャラの変更も可能

田・マルチで乱入した際の一言コメントは自分で変更できる。乱入した人をシルエット表示する機能もあり

野・クラスゼロ以外の他クラスの生徒は任務で絡む事もある。マントの色が違う

野・楽曲のタイアップは詳細は言えないがある

野・DL版は海外版も含めて検討中

野・FFヴェルサスXIIIは、来週号にお話しだけ少し。新規タイトルについても


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